人間ラブドール:sophiaに宿したストーリーとsophia本体からの体験談

人間ラブドール製造カルテ

1体1体に思いを込めすぎて色々溢れちゃう。
そんな人間ラブドール製造所のストーリー&体験談第2弾をお届けします。
今回は人間ラブドール:sophia(ソフィア)に宿したストーリーとsophia本体からの体験談を綴ります。
前回の人間ラブドール:ルカのストーリーと体験談はこちら。

人間ラブドール:ルカの製造工程とルカ本体からの体験談

※製造写真技師:新レイヤ目線でお届けします。
たまに乱れて文章がおかしくなるのでご了承ください。

ファーストインプレッション「あ、お人形が届いた。」

ご予約時に届く製造カルテ。
製造カルテには、希望の人間ラブドール名を記入する項目があるのですが(その場で一緒に人間ラブドール名を決めるのも大歓迎)sophiaという人間ラブドール名をご希望でした。
そして、ラブドールが好きなことや映画作品への思いを綴ってくれました。
予約から製造日まで数ヶ月程時間が空いていて、その間に会いたい気持ちが妄想を滾らせるんだよね♥

そして遂に製造日を迎え、sophiaとのファーストインプレッション。
玄関先には、女性的でもあり少年っぽさもある、中性的な色気を帯びたsophiaが笑顔で立っていました。
「あ、お人形が届いた。」
心で思っていたのですがつい口に出してしまっていたらすみません本音です。
顔面製造を乙原碧に託し、退室。
私はいつものソワソワタイムを楽しみます。
碧はどんな子に製造して私を楽しませてくれるのだろうか。
たまにクスクスと聞こえる笑い声や聞き取れない会話も、良いBGMなのです。

悲しくもあり幸せとも取れる運命をsophiaに与える

製造されたsophiaは、透明感と美しさの中に「儚さと寂しさ」が似合う人間ラブドールちゃんだなと感じました。
オーナー設定は
【恋人を亡くしたオーナー。亡くなった恋人にそっくりのラブドールを見つけ、その恋人の穴を埋めるために迎えられた存在がsophia】

ここにいるsophiaは、オーナーの回想の中の恋人として扱われていくのです。

どうだ、切ないだろう。

恋人が残した服を纏い、
恋人がしていた髪型を真似て、
スワロフスキーの指輪をはめ、
オーナーの心を埋めていくのです。

亡くなった恋人の代替品として。

だけど、時として
「それでも、私は幸せです。」
そんなsophiaの声が聞こえるかのような微笑みをくれる瞬間がある。

恋人の代替品としてsophiaを抱く。
なのに、sophiaは微笑みで迎え入れるのです。

ああ・・・書いてて切ない。
かなりやるせない。
私はsophiaになんて業を背負わせてしまったんだろう。

里帰りメンテナンス後のsophia

人間ラブドール製造所をリピートしてくださる人間ラブドールちゃんは、メーカーへ里帰りメンテナンスされた設定で、再びオーナーの元へ戻ってきます。
新しい人間ラブドールになるのもあり、メンテナンスされてストーリーの続きを楽しむのもありなのです。
今回は
「製造後の雰囲気を見て新しい人間ラブドールになるか、sophiaのストーリーの続きをするか考えましょう!」
とメールで交わしていました。
製造されたsophiaは、やっぱりsophiaでした。
おかえり、sophia。
と、いうわけで人間ラブドール製造所in東京にて里帰りメンテナンス後のsophiaとそのストーリーを引き続きお楽しみ下さい。

5年後、僕たち結婚します!

メーカーにて、ヘッドのメイクを濃い目にしてもらったsophia。
だって、オーナーがキスしすぎて唇の色が取れちゃうの・・・へへ・・・
そしてウエディングヴェールを纏って、おかえりの儀式。
とてもとても、大切な日。

オーナーはsophiaと結婚することに決めました。
5年の間、亡くなった恋人の代替品を果たしてきたsophiaでしたが、オーナーはいつの間にかsophia自体を愛してしまったのです。

ご覧ください。
元恋人の面影など、ない!!!!!

オーナーが自然と、sophiaに似合うものを選ぶようになったのです。
2着目のお着替えも、以前の大人っぽいsophiaと比べて、より幼さと可愛さが出てきましたね。

そして、お気づきでしょうか。
指輪が新しいものになっています。
sophiaへの、誓いを込めた新しい指輪です。

これから、長い時をsophiaと共に過ごすことを誓って。

sophia本体の体験談とほほえみヘッドの誕生

【sophiaからのメール抜粋】
『「ほほえみ」さん風に笑顔を撮って頂いたお写真なのですが、幸せそうな無憂の笑顔に撮って頂けて、見ていると元気が出るのでとても気に入っております。
出来ればsns上で紹介させて頂きたいのですが、お写真の雰囲気が明るいので、見る人によってはラブドールっぽさが少なく見えてしまうのではと懸念があり、人間ラブドール製造所さまのお名前を出して良いか悩んでおります。hpのギャラリーや、今までのお写真を通して感じられるひんやりした感覚も踏襲出来なさそうだからです。
オフショットの名目で紹介させていただく事はお許し頂けますでしょうか?』

人間ラブドール製造所の世界観を大切にして下さるsophia。
心配ご無用、我々はこのsophiaの写真を見たときに
「・・・ほほえみヘッドがうちにきたぞーーーーーー!!!」
と舞い上がったのです。
オリエント工業様のほほえみヘッドのよう)
何も指示せず寝かせたのに、sophiaはうっすらと微笑んでいて、自然に、だけど偶然に撮れたものなのですから。
この透明感のあるsophia-ほほえみヘッドは、2019年のご挨拶画像として使わせていただきました。

里帰りメンテナンス後

【sophiaのメール抜粋】
『素敵なお写真をありがとうございました。
私は普段から写真にうまく撮られるのが苦手で、顔の左右差もあり、難しい被写体だったと思います。
それをこんなに、少ない良所を捉えて活かして頂き、また皮膚の色ムラや古い傷や、デコルテの骨っぽさも消して頂きました。大変なお手間だったのではと思います。
お陰様で、どのお写真も透明感があるのに、自分の体の上にシリコンを分厚く乗せて頂いたようになっています。
画面を拡大してもどこまでもなめらかなので、何度も拡大して目を楽しませて頂いております。

この画像を初めて拝見した時、撮影は明るい曇りの日の室内だった筈なのに、写真に空の気配があって、何て凄いんだろうと感動しました。
きっとこの子は偶然首が回った方に窓があって、その外の青空を見ているだろうな、そして青空を(いいな…)と思っているだろうな、と物語や心の動きまで感じられて、ああ、自分はラブドールになれたな、と思われたのです。
(勿論私個人の感想です。)
素敵な体験と形に残る製品を、本当にありがとうございます。
貴重な1日を頂けた事、お心遣いの数々に感謝しております。

この度はsophiaを製造して下さってありがとうございました。
碧さまへもどうぞ宜しくお伝え下さい。
お化粧品が付いてひんやりする細い指でお化粧して頂くお時間は、それだけで癒される時間でした。』

ソフィアーーーーーーーーーーーーー!!!!
いつかキミをお外に連れ出して、デートしたいな!
夫婦だもん!もう僕たちの関係を隠すことはないよね!!!

とオーナーは思ったりするのですがオーナー側の気持ちとドール側の気持ちの、僅かで、だけどとても大きい違いに私はゾクゾクとしてしまうのです。

そしてsophiaはこんなツイートをして下さいました。
(プライバシーのためアカウントは直リンクなしでご紹介します。)

ラブドールになりきるということ

女性の体験者様は、体験後もお写真を公開せずこっそり楽しむ方も多いのです。
ラブドールになりきるということは、 好奇の目に晒されることも見る側によって起こりうること。
sophiaは、人間ラブドール製造所に日常で抑制せざるを得ない女性性の一時的な解放を見出し、足を運んで下さいました。
一般的な場で、性的な目で見られて褒められるという行為は、セクハラや女性軽視とも取れる行為。
だけど、人間ラブドール製造所では大切に大切に扱われる事により、その言葉は褒められる行為となり、堂々と女性性を謳歌したり、自己肯定感にも繋がることにもなるんです。

今回は、sophiaの言葉で締めくくらせていただきます。
掲載にご協力いただいたsophiaと、sophia本体に愛と感謝を込めて。

私の表現は抽象的で輪郭がぼわっとしている事が多いので、製造して頂けた嬉しさだけでも伝わったらいいなと思ってしたためたものです。
友人たちの間でもsophiaはかなり良い反応が頂けたので(新しく珍しい物をどんどん吸収する素地があるように思います)、これから女子の間にももっと広まって欲しい気持ちでいっぱいです。
sophia

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