2019年12月7日、人間ラブドール製造所の2回目の誕生日に開催したイベント「人間ラブドール博物館」の様子をお届けします。
ディープな味園ビル内のなんば紅鶴で開催された当イベントは、主催の我々が「はりきりすぎた」と思うほど濃い内容でした。
・男女6体の人間を人形のように操り展示
・人間ラブドール撮影会
・トークライブ
・ライブシューティング
・ラブドールも展示
それだけでなく2周年記念だとしても、あまりにも贅沢すぎる内容でした。
トークゲストに編集者・写真家の都築響一さん、ヒトガタ研究家の関根麻里恵さん、司会進行になんば紅鶴オーナーＢ・カシワギさんという超豪華なメンバー。
数々のイベントを企画され、また紅鶴のオーナーとしてイベントを見守ってこられたＢ・カシワギさんも「なかなかこんな機会はない」とおっしゃるものでした。
まずは製造師3人からのご挨拶ののち、都築さんや麻里恵さんに人間ラブドール製造所とは、私たち製造師がどういう者かを説明していただき……
人間ラブドール生展示
いざ人間ラブドールの生展示開始！の前に。
この日生展示された人間ラブドールは「人間ラブドール製造所で人間ラブドールになったことのある方」という条件で、オーディションで選ばれたドールでした。
想定よりも何倍もの応募あり、早めに応募を締め切ることに!
チェック項目をつくって大真面目に審査しました。
最初は4体展示の予定だったのですが、どうしても絞りきれず6体展示する事になったのです。
さしゃ
オーナー：YouTuber見習い
トップバッターを担ったさしゃ。
製造コードを読み上げて舞台に登場し、製造所からオーナーのもとへ旅立つ言葉を語りかけられ人間ラブドールになっていく
ゆう
オーナー：変態紳士
オーナーが変態紳士なのでディルドは仕様。
ディルドを持って登場し、赤い縄をかけられ開脚したまま放置される
らんま
オーナー：アパレルECサイト運営
人間ラブドール製造所の梱包・開封の儀を再現するためダンボールから登場!
実は開館前から登場まで1時間以上ダンボールの中で放置プレイ!
観客席からどよめきがおこる。
関根麻里恵さんのメイントーク
研究家の関根麻里恵さんのメイントークの時間は学術的な時間となりました。
ラブドールの歴史にはじまり人間ラブドール経験者として体験した感想、そして写真作品が自分の手から離れた時にどのように第三者に見えてしまうかの危うさについてお話いただきました。
製造師たちも客席でじっくり聞きたい内容で来館者の皆様からも好評でした。
トーク中、くまのまさおをぽんぽんする麻里恵さん。
このくまのまさおは、人間ラブドール製造所で「オーナー代理」としてよく製品写真にうつり込んでいます。
人間ラブドール生展示ふたたび
あかり
オーナー：保育士
オーナーは幼少期に保育園の「あかり先生」に恋をしたので昭和の香り漂うエプロン姿で登場。
実際のラブドールのお手入れに使うベビーパウダーと刷毛でのお手入れを再現し、放置。
莉紗
オーナー：レズビアン
人間ラブドール製造所の撮影風景を再現。
莉紗に語りかけながらポーズを変えて愛でます。
ペットに語りかけているようだとの声をいただきました。
無言のコミュニケーションが成立する不思議な関係、特別な家族やパートナーにとても近い存在です。
紅・ルージュ・小鳥遊
オーナー：外科の研修医
いつもの撮影風景、フィニッシュシーンの再現。
開脚させてフィニッシュを迎えます。
製造所名物ホワイトフラワーが盛大に舞いました。
あまりの絶景に「早く来て席を取っておけばよかった!」「遠慮せず前の方に座ればよかった！」そんな心の声を代弁するかのようなシャッター音。
都築響一さん撮影の写真披露＆トーク
先ほどの人間ラブドール生展示の様子を都築響一さんに撮影していただき、その作品をスクリーンに写しながら都築さんにお話していただくというなんとも贅沢なコーナーもありました。
なんということでしょう。いつもとは違う濃密なアートが漂います!
ブログではイベント風景がわかる写真をアップしましたが、都築響一さんが撮って下さった人間ラブドールちゃんたちのパーツを切り取った写真がそれはもう甘美でした。
都築響一さんのメルマガROADSIDERS’weekly編集後記でお写真を沢山掲載していただきました。
どうもありがとうございます！
人間ラブドール撮影会
ステージを分けて男女3体ずつ人間ラブドールを展示して撮影会
ラストは6体集合。
都築響一さんと人間ラブドールちゃん達。
人間ラブドールちゃんと一緒に写真撮影もOKでした。
人間ラブドール製造所のラブドール「りんね」と「サヤカ」もウェルカムドールとして受付でイベントを見守ってくれてました。
来館者の反応
「人間ラブドール博物館って何!?」って人はもちろん、人間ラブドール製造所を知っている人や人間ラブドール経験者も楽しんでいただけたようで、イベント中から沢山ツイートをしていただきました!
当日のツイートや「人間ラブドール」の気持ちなどいっさいがっさいをまとめたtoggeterもぜひお読みいただけたら幸いです。
お前も人間ラブドールにしてやろうか！！人間をラブドールに変身させて展示するイベント「人間ラブドール博物館」レポート
まとめ
２周年という記念すべき日に盛大なイベントを開催させていただき、ありがとうございました。
二度と同じことをしない、がモットーの我々、6体もの人間ラブドールを一斉に展示することはこれからもないと思います。
通常は東大阪の一室で心をこめて１体１体人間ラブドールを製造をしており、1体1体の製造に愛情と愛されるストーリーを込めることに変わりはありません。
まだ人間ラブドールを経験したことない方が、「人間ラブドールになってみたい!」と思える胸の高鳴りをお届けするべく日々邁進します。
そして、人間ラブドール経験者こそ「また人間ラブドールになりたい!」と思えるイベントだったのではないかと思っています。
次はどんなことをしてやろうか!
3年目はアート方面と社会貢献面を目標にしており、これからも色んな事にチャレンジしていきますので、活動を楽しみにしていただけると幸いです！
さぁ、お前も人間ラブドールにしてやろうか!!!!
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